【開発したキッカケは、負けず嫌いの気持ちから】
株式会社スギタ 代表取締役社長 杉田佳之です。
そもそも、小さい時から祖父や父が大切に生産し扱って販売していた傘という商品が、
雨の日の次の日になると道端に雑にゴミとして放棄廃棄されていて、
その情景を見ると自分が雑に扱われているようで、
寂しくて辛い思いを持っていました。
そんな中、大手企業のバイヤーから、
持ち運びは小さく、広げると大きく、畳むのが簡単で、
強風にも負けない傘を作れないか⁉️という無理難題とも言える
『トンチ』のような依頼が舞い込みます。
負けず嫌いな僕が、そんな無理難題に対して出した答えが、
ショートワイド傘と、トランスフォーム傘なんです。

開発後、その傘の不便不満を全て無くす傘を世界に広めるという任務は、
小さな会社の私達にとって大き過ぎるタスクであるので、
同業の企業にも協業を打診しますが、バカにされ、鼻で笑われて相手にされない…
お客様にも、折りたたみ傘より持ち運びサイズが大きいし、
長傘より面倒だし、中途半端な傘とバカにされ…
その環境でもまたまた負けず嫌いの血が騒ぎ、
毎週毎週大阪から東京に向かい、いろいろな業界のいろいろな企業に営業してた毎日。
『絶対負けない‼️』って言葉を口にしてないと心が折れそうで…😅
毎日、絶対に負けないという呪文のような言葉を口ずさみながら、
東京での地下鉄の移動中を歩いていました。
年間1億本以上販売されている傘は廃棄後そのほとんどが、
埋め立てゴミになっている現実をいろいろな方々に伝えました。

ショートワイド傘・トランスフォーム傘は、
埋め立てゴミを減らせるというSDGsのコンセプトから、
まず2017年にANA(全日空)から旅の常識を覆すモノで大賞を頂き、
2021年には、環境省からPlastic smartキャンペーン商品に選出。

2023年からは、外務省所管 国際交流基金 現代日本デザイン100選に選出され、
世界中へ日本の商品の代表選手として紹介して頂けるようになりました。
今では、いろいろな方々に話を聞いて頂ける商品になり、
弊社の傘は、いろいろな方々の協力や応援により、
やっと皆さまの目に触れるコトのできる商品に育てて頂きました。
これから、ただただ会社の利益を考えるだけでなく、
未来の子供たちが使わせて頂く地球の為になる商品を開発、販売していきたいと考えております。

株式会社スギタ
代表取締役社長 杉田佳之